こんにちは、スピーチトレーナーの岡田美咲です。

今回は緊張をやわらげる方法 Part1です!
(part1ということは、これ以降もあります!)

年度の変わり目(春)は一年でもっとも緊張の場面が多い時期です。
人間関係・環境・世の中のムード…新しい刺激が多く、そのたびに肩に力が入りますよね。

特に、新生活が始まった方は「自己紹介」や「ちょっと一言」の機会が多くなります。
『人前で話すのは緊張するから嫌だなぁ』と思われている方もいるでしょう。
そこで今回は、〈緊張〉をやわらげる方法を一つご紹介します。

緊張をやわらげる方法、それは・・・・・・・・


準備をすること!

『え?そんなの毎回やってるよ~』

それ、本当に〈準備〉やってますか?

ここで言う準備というのは、
たった15秒でも30秒でも、話すことをまとめて何度も何度も声に出しておくということです。
できればご家族に見てもらったり、自分で動画を自撮りして確認しても良いですね!

そこまでやって、初めて〈準備した〉ということになります。

『急に自己紹介を振られたら準備できません』

社会人でしたら、新年度一発目に〈自己紹介・仕事の意気込み〉を話すことは想像がつくはずです。
それを見越すことも準備の一つです。

『厳しいな~』『そもそもアナウンサーは緊張しないんでしょ?』

ここで私の話をしますね。
私は子どもの頃、緊張しないタイプでした。
人前もどんな場所も平気で、積極的のかたまりが歩いているような幼少期でした。

それもあり、アナウンサーは天職だと思っていましたが・・・
実際に放送に出るようになると
毎回ものすごく緊張して手汗が止まらず声も震えるのです。
(何故だったかは、別の機会にお話しします。)

当時、初めての生中継の前夜、上司にうまくいく方法を相談すると、
「原稿を覚えるまで読め、覚えられなければ100回でも200回でも声に出して読め」
テクニックには全く触れられずそれだけ言われました。

私は帰宅して、料理中、食事中、シャワーを浴びながら、寝る直前まで、おそらく100回近く原稿を声に出して読み続けました。

翌日、中継は大成功!
緊張はありましたが、うまくいきそうな気がする!という高揚感の方が勝っていました。

今思うと、あのときの上司の目的は、100回読んで暗記させることではなく、
100回も声に出したから大丈夫!と、〈自信〉をつけさせたかったのでしょう。

その後私はそれまで以上に準備を入念にやるようになりました。
どんなに短い文章でも文字に起こして読み上げて練習して本番を迎える。

一度書いて、声に出して、おかしなところを調整してまた声に出す、
これだけでも体に浸透する、なじんでいく感覚があるのです。

準備をすることは〈準備をしたんだぞ〉という安心感と自信を与えてくれます。

今日このコラムを読んでくださった方はだまされたと思って、
原稿を準備してみてください。そして声に出してみてください。
自分の行動が自分に自信をつけてくれます!

仮に本番うまくいかなかったとしても、準備をした事実はちゃんと残ります。
絶対無駄になりません。必要なのは積み重ねです。

あなたが思い通りの姿になれますように願っています!
最後までご覧いただきありがとうございました♪

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