ご覧いただきありがとうございます。
スピーチコミュニケーション教室 シュイロ講師の岡田美咲です。

今回のコラムは〈声の通り〉についてお話します。

当教室にお越しになる生徒様のお悩みとして、

『飲み会の席など ざわついたところでは必ず注文を聞き返される』

『声が通らないことで 仕事上指示が通らず困っている』など

〈声の通り〉に関することがよく聞かれます。

みなさんきまって『〈生まれながらの声質〉だと思いますが…』とおっしゃいますが・・・

私はそう思いません。

ここでの〈通る声〉の定義を、〈遠くまで届く声〉にしたとき、

声が通るか通らないかは、声の出し方、もっと言えば、息の使い方にあります。

私は長年、合唱や声楽をしていて、大学まで専門的に発声を学びました。

そして私自身も歌のコンクールの講評で声の通りを指摘され続けていました。
(「声が前に飛んでいない」といただくことが多かったです。)

きれいな声は出ても響かないのはどうしてだろう?と悩み、なかなか答えを出せずにいましたが
たくさんの歌をうたい、先生に教わり、生徒様と出会うことで
ようやく、息の使い方なのだと、言語化できるまでになりました。

それでは〈息の使い方〉について詳しく見ていきましょう。

音は、空気の振動で伝わっていきますので、〈息〉の量が少なかったり、勢いがないと先まで届けられません。

私は〈息に乗って音が運ばれていく〉という表現をしています。

ですので、息が口に近い場所で停滞してしまうと、音もその場所までしか運ばれません。

反対に、息がまっすぐ前に出ていると、音は息に乗って遠くまで運ばれていきます。

つまり、少し離れた場所の人にも声が届きやすくなるということです。

そうするとカギになってくるのは、いかにして遠くまで届く息を作るか、です。
それは是非レッスンの時にお話しさせてください♪

ここまでお読みいただくと、通る声を出すことは、生まれつきの声質に限ったことでも
積極的な性格でおしゃべり好きだからでもないことがお分かりいただけるかと思います。
あ、もちろん根性論でもありませんね。(笑)

どちらかというと理科的な分野ですね。

話し方って感覚的に教えられてしまうのではないかと思われがちですが、
シュイロの教え方は、感覚やセンスに頼ることはありません。

体の仕組みを捉えたり、図解にしたり、筋道立ててお教えしているので再現性が高いのが自慢です。

その理由は、望む方には誰でも、〈理想の話し方〉を手に入れてほしいからです。

限られた人だけなく、望む人全員が、自分を頼ってくださった方全員が、
自信を持って過ごせるようお手伝いしていければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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お会いできる日を楽しみにしています♪