ご覧いただきありがとうございます。
シュイロ講師の岡田美咲です♪

今回のテーマは「言語化スキルの高め方」についてです。

最近、社会人の方からも、お子さんの保護者の方からも多く質問されます。

「とっさに自分の思いを言葉にできません」

「言いたいことに一番合う言葉が見つかりません…」

はい、ものすごくよくわかります!!!!!(切実)(大きく頷く)

いわゆる、《語彙力》問題。

私もこれまでに何度も悩まされ、その都度トレーニングをしてきました。

初めてつまづいたのは大学時代。

当時は、ザ!若者言葉全開だった私。
「やばい」「うける」「あーね」など決まった言葉のみで話していたところ、いざ大事な場面で話そうとしたときに言葉が出ない!
保育、幼稚園実習のときに子どもへの声掛けに詰まる…私にとっての大事件でした。
それから若者言葉は封印し、一番ふさわしい表現を探して声に出すことを心がけるようにしました。

ここでのポイントは、普段無意識に使っているラクな言葉が何か自覚すること だったように思います。

次に強く意識するようになったのは、NHK横浜局時代。

それまでのガチガチに原稿を読む仕事から一変し、
毎週1時間、自由に話すことが求められるラジオの仕事に就きました。
(一時間フリートークというのはNHKの中でもかなり珍しいと思います)

毎回いやいやながらも自分の録音を聞いていたところ、
おやおや、同じような言い回しばかり使っているではありませんか。

生放送なのでやり直しがきかないとはいえ、
もっとぴったりの表現があったのでは?というシーンが多く、気になるようになりました。

そこで、自分のボキャブラリーの乏しさを情けなく思い、
人生で二度目、語彙力を意識して生活するようになりました。

ここで始めたのは、ラジオ・読書・日記 です。

いずれも《自分の語彙を増やす》ために実施しました。

まず、ラジオ。
人気パーソナリティの番組をたくさん聴くようにしました。
ラジオはテレビと異なり、映像がないので情景や感情を言葉で表現しなければなりません。
人気の方は、やはり、言葉にする能力に長けていますので聞くだけでも沢山の言葉に触れることができます。

次に、読書です。
ラジオと同じく、たくさんの語彙に触れることができますが、
読書の良いところは、視覚的にも記憶できますし、正しい使い方を学ぶことができます。
世の中に出回っている書籍は、数々の目で確認された上で販売されているので安心して参考にすることができます。
同じ作家さんばかりを選ぶと表現が偏るので、個人的にはエッセイも小説もノウハウ本もいろんなジャンルを手に取ることがお勧めです。



最後に、日記です。
ここまで吸収したたくさんの言葉たち。
きちんと使うことが大事なので、日記を書くことで使う練習をします。
急に会話で使うのは少々ドキドキするので私はまず日記で使ってみて文法チェックをしています。
日記を書くときは極力、ひとつの表現につき一回までしか使わない、これもルールにしています。
そうすることで、言葉を言い換える力 もつきます。

この三つはこれをかれこれ数年続けています。

そうするとほしいタイミングで使いたい言葉が出てくるようになりました。

一度にすべてをやるのは大変だと思いますが、
なにか一つだけでも日常に取り入れると
一週間後、一か月後、言葉に対して自信がついているはずです。

ぜひやってみてくださいね~♪♪

(久しぶりのコラムなので少々ながくなってしまいました^^)

また次回もご覧くださいね!

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